読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

あさえ がんばる

高校中退フリーター。資格をとって就職したい。現状は病んだり休職したり。

西尾維新 「屋根裏の美少年」

読書

あさえです。

 

美少年シリーズ3作目。

屋根裏の美少年レビューです。

1作目「美少年探偵団 きみだけに光輝く暗黒星」

2作目「ぺてん師と空気男と美少年」

もレビューしてます。

 

 

 

 

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)

 

 

 

美術

美術が主軸になっているお話でした。たくさん絵画の名前がでてきます。

ピンとくるやつから、全然わからないやつまで。

当然のように語られているものがわからないとちょっと自分の教養のなさにへこんだりしつつ、小説の内容そのものにそこまで関係するわけではないのでそのまま読み進めます。

 

そういうところライトな感じでいけるのがラノベのいいところ。

 

でも絵のほうもちょっと気になったりするのが私の好奇心があっちこっち行きがちな部分。いいのか悪いのかは不明。どっちにも転ぶ。

 

 

屋根裏から見つかった絵画とそれにまつわる謎について美少年探偵団が美しく謎解きをしていきます。

 

 

 

 

誘拐と嘘

 

キーワードとして出てくる誘拐。若干ネタバレかなぁと思いつつざっくり言うとこの話は誘拐事件の謎解きです。(と思ったけど裏表紙に誘拐事件って書いてあった。ネタバレでもなんでもなかった)

 

誘拐事件に絡んだたくさんの謎と、嘘と、様々な思い。

 

それらをひとつずつ丁寧にひも解いていくようで、なかなか真相にたどり着けなくて、と思ったら突然真相にぶち当たる。そうしてひも解いていったいろんなものが結びついていく。

美少年シリーズは今までもそういう展開だった気がしますが、今回より一層際立ってそれを感じたのは謎解きの仕方が今までと違ったからでしょうか。

 

 

いろんな思いにふれて、さて私の美しさとは、美学とはなんだろうかといつも考えます。

 

 

絵にも描けない美しさ

 

絵にも描けない美しさ、なんて言うけれど。

に続く最後の一文がすごくよかった。なんというかこれまで3作読んできてようやく、ここにきて、そうか、ようやくかって思って。

ほろっと涙が溢れました。

 

 

 

これからどうなっていくんだろうか。

 

ってシリーズとして、この先が気になる話でした。

 

今までは結構読み切り的に楽しめた感じがあったけれど、今回はシリーズとしての作品をすごく意識させられました。

 

夏に4作目「押絵と旅する美少年」(2016年9月23日発売予定)

秋に5作目「パノラマ島美談」(2016年10月20日発売予定)

まで刊行予定が決まっているようです。

 

書下ろしの文庫本がこうもサクサク刊行されるのって素敵。

とってもいい感じのペースで楽しんで読ませてもらっています。

 

 

 

美少年シリーズ。タイトル買いしてしまったシリーズでしたが存外はまっていて次回作も楽しみです。

 

 

 

おわり。

 

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)

屋根裏の美少年 (講談社タイガ)